アメリカの田舎町のダイナーのオリジナルTシャツとは、こんなデザインです。
あり型のボディーに堂々たるロゴやメッセージをプリントしたバタ臭さいTシャツを
片っ端から買いまくります。いま想えばその極みを探し求める旅のようでした。
このTシャツを売っているお店は郊外にあるので昼間には若者が殆どいません。
数名のお客は昨日の野球でどっちが勝ったとか、隣町の娘が誰と結婚したとか、
お昼時に井戸端会議で盛り上がるほのぼのとした定食屋のワンシーンを観ているようでした。
でもそれが僕らが思い描くアメリカの背骨であり憧れだったんですね。
とにかくこの類のTシャツを買い漁った愉しい旅でした。
とてもとても真似の出来ないダイナミックな色使いやロゴの大きさ、レイアウトは、いま見ても刺激的です。
茶色の紙袋に缶ビールを入れてグビグビ飲み、飲み終わったら足元にポイ。
またゴソゴソと茶色の紙袋に缶ビールを入れてグビグビ飲み、飲み終わったらポイ。
ゴソゴソ、グビグビ、ポイの繰り返しでグビグビが静かになったと思うと
「信号の先の黄色い看板みえんだろー、あの店の前で停めろ」と
諸事情により運転が出来なくなった助手席の前淵さんの号令で、
店の前に車を停めてTシャツだけひたすら買う。
そんな素敵な旅でした。
間違いなくいま行っても何ら変わりなく同じTシャツを売っていると思うし、
そうであって欲しいお店です。
SALUTE LIFE!
1968年熊本県生まれ。服飾専門学校を卒業後、スタイリストアシスタントを経ていまもなお伝説として語り継がれる「PROPELLER」でプレスバイヤーとして活躍をする。その後、米国の西海岸を代表するショップの日本初の展開時には、ジェネラルマネージャーとして勤務。2005年に独立し英国の老舗ブランドやストリートからアウトドアブランドなどの契約業務を手掛けてきた。2010年に自身のブランド「MOJITO(モヒート)/ http://mojito.tokyo」をスタート。ブランド名は、ヘミングウェイが愛したとされている(モヒート)に由来。毎シーズンのコレクションでは、ヘミングウェイの作品を読み説き自身の服に対する哲学を通し、ヘミングウェイの人物像や時代背景、生活シーンなどをそれぞれのアイテムのディテールで表現。MOJITOとは、この稀代の文豪へのオマージュであり、男たちのための「道具としての服」の名でもある。
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