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STORY

MOJITO 10th Anniversary アイテム



10周年を記念した何かをつくろうと考えはじめたのは去年のちょうど今ごろのことでした。

新作にするか、定番にアレンジを加えるのか?
粛々と考えた結果、わりと地味なアイテムだけど個人的にはかなり気に入っているアイテムに
お気に入りの生地を使って新しい柄をプリントすることに。

かたちが決まって、つかう生地も決まっている。さて、プリントの図案はどうするか?
柄ものを好んで着ていたころの産物からいくつか選んで、数日間塩漬けにすることにした。
塩漬けの結果は、トウモロコをモチーフすることに決定。

 MOJITOでは「Pauline Shirts」(Pauline/ポーリーンとはヘミングウェイの2番目の妻の名)というアイテムで、
何度かリリースした半袖プルオーバーシャツに、アイリッシュリネンの最高峰といわれるハードマンズリネンを使用。
生地色の綺麗な生成りをそのままモチーフ(図)として抜き、モチーフ以外の地色をプリントすることに。

モチーフにはヘミングウェイがこよなく愛したキューバのトウモロコシ料理(エローテ)に敬意を表して。


そして、ぱっと見ではわからないよう「10th Anniversary」手書きの文字を加えています。
10周年を記念したPauline Shirtsの展開色は、ブラックとやや明るめのブラウンの2色展開。

ややゆとりのあるフィット感とハードマンズリネンの接触冷感を同居させた
10周年に相応しいPauline Shirtsです。

トウモロコシが旬になる初夏にはジャケットのインナーとして、
真夏にはハワイアンシャツ感覚で楽しめるアイテムに仕上げています。

この記事で山下さんが紹介している、
MOJITO 10th Anniversaryを記念した「Pauline Shirts」は、
WEB限定で4月21日午前11時に発売されます。
MOJITO OFFICIAL WEB STOREにて数量限定での販売となりますので、
気になる方はこちらから、チェックを!
https://mojito.tokyo/
Hirofumi Yamashita

MOJITO Designer山下 裕文

1968年熊本県生まれ。服飾専門学校を卒業後、スタイリストアシスタントを経ていまもなお伝説として語り継がれる「PROPELLER」でプレスバイヤーとして活躍をする。その後、米国の西海岸を代表するショップの日本初の展開時には、ジェネラルマネージャーとして勤務。2005年に独立し英国の老舗ブランドやストリートからアウトドアブランドなどの契約業務を手掛けてきた。2010年に自身のブランド「MOJITO(モヒート)/ http://mojito.tokyo」をスタート。ブランド名は、ヘミングウェイが愛したとされている(モヒート)に由来。毎シーズンのコレクションでは、ヘミングウェイの作品を読み説き自身の服に対する哲学を通し、ヘミングウェイの人物像や時代背景、生活シーンなどをそれぞれのアイテムのディテールで表現。MOJITOとは、この稀代の文豪へのオマージュであり、男たちのための「道具としての服」の名でもある。