アメリカ人はブルックス・ブラザーズに特註で作らせた、パリッとした防暑服を着込んでいるが・・・・。」
「生物としての静物」“道具としての人体、修練の果ての機能美”より。
このエッセイを読み終えるころには、金持ちのアメリカ人とインディオの老人の顔も思い描けるほどの
描写力に圧倒され、溺れそうになってしまいます。エッセイの元ネタがあるのかどうかは分りませんが、
ほど良く散りばめられた開高節にやられっぱなしで、作家ってカッコイイなぁ~って、素直に思える作品のひとつです。
Amvaiへの投稿が久しぶりすぎて、本題への入り口でちょっと迷子になりそうです・・・。
エッセイの名作も多く残した開高健をオマージュした服を作りたいと、
コラムニストのいであつし先生から依頼を受け一緒に服をつくりました。
お蔭様で多くのご注文をいただけているようでとても嬉しいです。
いであつし先生の想いがギッシリ詰まったアイテムはコチラからご覧いただけます。
『久しぶりの投稿で告知かよ!セニョール!!』
すみません・・・。
SALITE LIFE!
1968年熊本県生まれ。服飾専門学校を卒業後、スタイリストアシスタントを経ていまもなお伝説として語り継がれる「PROPELLER」でプレスバイヤーとして活躍をする。その後、米国の西海岸を代表するショップの日本初の展開時には、ジェネラルマネージャーとして勤務。2005年に独立し英国の老舗ブランドやストリートからアウトドアブランドなどの契約業務を手掛けてきた。2010年に自身のブランド「MOJITO(モヒート)/ http://mojito.tokyo」をスタート。ブランド名は、ヘミングウェイが愛したとされている(モヒート)に由来。毎シーズンのコレクションでは、ヘミングウェイの作品を読み説き自身の服に対する哲学を通し、ヘミングウェイの人物像や時代背景、生活シーンなどをそれぞれのアイテムのディテールで表現。MOJITOとは、この稀代の文豪へのオマージュであり、男たちのための「道具としての服」の名でもある。
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