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STORY

あと10年でガソリン車の存在が許されなくなるとしたら・・・ブラウンカラーの70'S BMW3.0CSI

お隣さんが車を買い替えた。ずいぶんと顔の造作の大ぶりな最新のEクラスである。ちょっと乗り味等の感想を聞いてみた。結論から言うと聞かなきゃよかった。彼曰く、すでに日本の路上はもの凄い状況になりつつあるらしい。ドイツ式自動運転に身を任せると、上道(高速道)ではEクラスの車格でもリッター20キロ近く走るので、都内から九州まで無給油で行けるということ。走行しながらネクタイが締められるということ。そしてフランスが国を挙げ電気自動車に舵を切ったってこと。ドイツの自動運転技術と電気自動車の時代は、矢沢のえーちゃんが吠えなくとも黒船に乗ってもうそこまで来ている。時代が変わるのだ。

やはりヨーロッパチームは悔しいくらいにカッコ良く、パワフルに最新技術を開発しているらしいこと・・・。リッター5キロのボクから見ると、悔しいけどこの変革は良いことづくしなんだなーってコト。特に長距離路線バスなど自動運転になれば過労が原因の事故はほぼ無くなるんじゃないかな?と、お隣さん。なるほど。もし、イッキに自動運転&電気自動車の波が押し寄せ、ガソリンスタンドが電気スタンドとなり、電化でない車が石炭で走るD-51機関車みたいに見られるとしたら・・・。公害をまき散らし、追突の危険をはらんだ人任せ運転のガソリン車が、明日にでも社会の悪しき存在になるとしたら・・・どうしよう・・・。


「 I HAVE A DREAM 」
ボクには夢があります。25歳の頃、下北沢の駐車場で見た72年製 BMW 3.0CSI の美しい姿、当時月収の大半を古着、ヴィンテージアイテムに投下していた男の憧れの終着駅、それがこの70'S BMW を都内で所有することなんです。丸2より線が細くエレガント。そして何と言ってもこのブラウン色!当時これにヤラレました。スポーティーなのに茶色って、70年代以外に考えられない組み合わせだと思うんです。

さあ、どうしよう!もう残された時間はないんですよ、ガソリン旧車好きの皆さん!この先地球上の旧車遺産はどうなって行くのでしょうか?そうです、これはもう魔改造しかボクの夢を実現する術はありません。もし、ガソリンタンクのスペースにバッテリーを乗せ変え、エンジンをモーターにすることで車検がOKなら、ボクは間違いなくブラウンカラーの BMW 3.0CSI を改造します。最近の一眼カメラのシャッター音が疑似音である様に、デジタル音を駆使して野太いエンジン音まで開発してみたい。そんなの邪道だなんだの論争以前に存在が消されるんですよ。ならば開き直ってこんな旧車復活電化ビジネスって良くないっすか!!

Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。