
今回なぜ黒と英国に着目したのか?シーズン前に考えていた事を書いてみます。
英国で黒は女性用の乗馬服の色であるとか、産業革命中は煙突からの噴煙による汚れが目立たない黒い服が多かったとか、タータンプラッズの中でもブラックウォッチはミリタリーチェックと呼ばれていたり、タータンプラッズは70年代は反体制のシンボルだったり、英国ルーツだと色々面白いストーリーがあるんですよね。
アメリカントラディショナルを考えると、どちらかというとキッチリとした、正統派で由緒正しいイメージがあると思うんですけど、そんな固定概念の中に、英国の面白いストーリーを散りばめたら楽しいかな、と思いました。
アメリカントラディショナルのルーツは英国な訳だし。
例えば、シャギードッグのエルボーパッチも、本来なら穴が空いたり破れたりした後にパッチを付けるわけだけど、最初から付いているエルボーパッチなんてお洒落過ぎですよね?
でも買ったその日にレザーパッチに隠れている部分を自分で破いてみたらなんて考えたら、面白いじゃないですか?誰にも分からない裏側のパンク風ファッションで自分だけの楽しみというか、、
ブラックウォッチはカントリーサイドの軍隊の見張り番のキルトスカート柄。タータンプラッズ自体が民族衣装でありミリタリーユニフォームとしての役割を果たしていたらしいんですが、70年代にはヴィヴィアンウエストウッドがパンクの象徴としてタータンプラッズ柄をデザインに取り入れたりと、これだけでもストーリー満載です。
パンクの事は良く知らないんですけど、反体制って体制がなきゃ生まれかった訳ですよね?
体制が J.PRESS だったら反体制ってなんだろう?みたいな部分が今回の黒と英国ムードを取り入れようと思った理由なんです。
そして赤いKFのリーフマーク、これは今回だけの精一杯の反体制の印です。着たら見えないしね。笑
【Infomartion】
10月14日からスタートした伊勢丹メンズ館での J.PRESS & SON'S の Pop up store でこちらのアイテムが先行発売。
17日から J.PRESS & SON'S AOYAMA / ONLINE STORE にて発売されます。
J.PRESS & SON'S Pop up store @伊勢丹メンズ館
期間:10月14日(水)~27日(火)
場所:伊勢丹新宿店 メンズ館7階 メンズオーセンティック


















