
セミワイドカラーのセミって?
レギュラーとセミワイドの境界線は?
セミワイドとワイドの境界線は?
ワイドとカッタウェイは?
なんだか、ややこしいけど、
タイを締めるシャツの襟型は、基本的にはスポーツコート(ジャケット)のラペル幅やタイの剣先幅、素材や柄によって選んで貰えれば良いけど、
顔の輪郭や肩幅、全体のバランスに合わせて、襟型を選んでいるとは余り聞く事はない。
まあ、気に入ったモノを好きに着て気分が良ければ、それはそれでいいんですけどね。
今回ご紹介するシャツは、
USAF MTM style officer shirts
(United States Air Force Made to measure style officer shirts)
長いw
一般的に軍服は、各軍人の体型に近いサイズを支給されている?筈。
なので、上着の着丈にショート、レギュラー、ロングが存在し、シャツに関してはスリーブレングス(袖丈)があり、トラウザーにもレングス(股下)が選べるようになっている。
このシャツを作るにあたって、オリジナルと呼ばれるモノを数枚買ってみた。
見れば見るほど、比べれば比べるほど、調べれば調べるほど、コレってKFで作る意味あるかな?と自問自答を繰り返した。
既に、諸先輩方が生地から作り込んでディテールも完璧に再現されている。
それから一カ月が経ち、見つけてしまった、出会ってしまった一枚が、ようやく出口に導いてくれた。
それは、数枚買ったオリジナルと同様のシャツだけどダブルカフ仕様のモノだった。
よーく観察してみると、シングルカフの数枚と生地、ボタン、襟型は同じ、大きな違いはカフ部分のみ。

ここからはKFの妄想。
このシャツは、位の高い軍人がお抱えのテイラーで作らせたモノではないか?
お抱えでは無いかもしれないが、基地近くには素材と付属品を揃えたテーラーがある。(インド、ジャイプールにはあったw)
ミリタリースペックに基づいた生地、ボタンを使用するが、完全な Made to measure で、極め付けはアレンジされたカフ部分。
ダブルカフにする事で、関連モチーフのカフリンクを取り付けていたのか、どうなのか?
ミリタリーシャツであれば、カフをわざわざダブルにする必要など無さそうだけど、ダブルカフをリクエスト出来る程の位であれば、ほんとはポリエステル?尿素ボタン?では無く、貝ボタンを付けたかったのではないか?
あくまで妄想ですからね。事実とは異なる可能性大、ご了承ください。

KFとしては、久々にキッチリとタイを結べるシャツをリリースします。
この襟型は、タイのノットが多少大きくなっても対応出来るし、洗い晒しでもノータイでもおさまりが良い。
丸顔の方にもピッタリ、KF自身が丸顔、頭大きめなのでご安心くださいw
シャットル織機で織り上げたオックスフォード生地は、洗濯を繰り返す毎に増していく風合いにも期待が出来る。通年対応の生地の肉感も春夏のバスケット織りやアイリッシュリネン、秋冬のツイードやフランネルとの相性も良い。
付属のゴム製のノットカフリンクスも良いけど、vintage shopでお気に入りのカフリンクスを買って、付けてみる楽しみもある。
この数年で、トラウザーはゆったりしてきたし、スポーツコートの肩幅もラペルも広くなってきた。この襟型ならコーディネートする際も違和感なく仕上がるはず。
境界線や妄想はさておき、とりあえず試着してみてください。いろんな発見があるはずですよ。
#usaf
#oxfordshirts
#peace


















