だから今回は、皆様におすすめのオフの日用のベーシックアイテムをご紹介しようと思う。つい最近衝動買いした、ラコステのポロシャツである。
値段は2万円くらい。カタチはL12.12と同様。服ヲタの皆様にとってはラコステといえば、とっくに生産中止になったフレンチラコ一択。日本で売っているモノには興味がないという方も多いのでは? 正直いって僕もそのクチではあるのだが、最近ショップで見つけたポロシャツには久々に心を動かされた。だってラコステの創業85周年モデルなんだもん!
このポロシャツ、つくりやシルエット自体は定番の L12.12 と似たようなものだが、素材にコットンではなくウール100%で編んだピケを使っており、これがかなり気持ちいい。スメドレーとかのしっとりしたメリノウールとは違って、もっと強撚糸で編んだようなサラッサラのドライなタッチなのだ。素材違いながら、コットンピケの着心地と共通するところが面白い。まだ初夏だからよくわからないが、ウールならシワになりにくいし、ワキのあたりが汗で臭うこともないだろうから、真夏だって快適に着られるはず。もともとポロシャツの元祖はウールジャージーだったというから、そんな歴史をオマージュしたものだと思われる。素材が素晴らしいだけに肩のテープとか、革製のワニマークはちょっと蛇足に感じられるかな? ちなみに日本製ではなく、モロッコ製。フレラコ至上主義者にとってはこっちのほうが許せるんだよね。
好みが分かれる点が、ボディと同色の革製ワンポイント。このポロシャツ、限定モデルというからおそらく今年で生産終了するのだと思われるが、ぜひとも定番展開をお願いしたい。なぜなら色展開が僕の買ったレッドのほかに、グリーン、ライトグレーという通好みの3色だけなのだ。うむむ、一体どうして・・・? この素材でベーシックなホワイト、ネイビー、霜降りグレーあたりがあったらまとめ買いするんだけどね。


















