前者の場合はポッシュボーイなどのDC系、後者の場合はアディダスなどのスポーツ系もしくはヴィンテージが人気だったように思う。僕はといえば高校1年生まではDC(一時期マルコムX)系、2年以降はスポーツ〜ヴィンテージ系という日和見野郎。高校入学時(1992年)に隆盛を極め、1994年には一気に冷めた、短くも鮮烈なブームであった。
それ以来ずっとパーカ=スポーツorヴィンテージ系という固定概念があったが、20年以上スポーティライフとは無縁だった41歳の僕がそっち系のスウェットパーカを着ると、かなり無理があるということが判明した。ならば今の僕には、どんなパーカが似合っているのだろう?
2017年の春夏もの。レーヨンとリネンのコントラストが面白い。昨年買った AMVAR 仲間の小林学さんがデザインした、スロウガンのパーカなんていいかもしれない。テロテロのレーヨン素材、生地の切り替え、ボタン留めのフロント、7部袖・・・パーカだけれどまったくスポーティではなく、なんとなく、当時のDC系を彷彿させるデザインだ。学ランはもう持ってないけれど、ジャケットやコートの下に着込んだら、ちょっとだけ25年前を思い出させるのだ。


















