
新たな物作りをスタートする時、ボクは必ず歴史的に最も輝いている、完成度の高い、もしくはクリエイティビティの高い現物サンプルを片手にこんな作業をします。何に刺さっているのか? どこに惚れ込んでいるのか? 今で言う、タグに相当する好意的なキャッチフレーズを10個ほど考えるのだ。これによって頭の中が整理され本当にやりたい事が見えてくる。あとはそのフレーズを素材チーム、工場チームに伝えて彼らの反応をみながら今の時代感を盛り込んでゴールである。『熱狂的ファン心理プロダクト』とでも申しましょうか・・・。
さて、今回 AUBERGE 記念すべきシューズ第一作目のサンプルがメデたく完成いたしました。用意したタグ、キャッチは以下の通りでした。
①トゥのおでこ感は 40’S
②つま先の内振りはモデファイド。
③構造線の全ては 40’S
④モデファイドにはない、通称捨て寸を入れる。
40‘S デットの表面のシワ感はフランス産のホースハイドをクロム・ベジを半々で鞣し、シュリンクさせてクラシックな雰囲気に原皮の段階で加工。
中じきには「フランス領土を駆け抜けた馬ーオーベルジュ」と記す。
ソールを通常2層のところ、3枚でミリタリー感をプラス。
ほぼ全てが満たされたプロダクトとなりました。
AUBERGE 内覧会で是非お試し下さい!!


















