80年代はアメリカンスタイルにEDDIE BAUER, CAMP7のジャケット、SIERRA DESIGNのヴェストを羽織り、
90年代初頭はMarcel LassanceのスーツにNORTH FACE。これはMarcelがNORTH FACEのイギリス工場に作らせていたミシュランマン-ビバンダムのようなモコモコのダウンです。
これをオーバーサイズでスーツ、ジャケットに羽織るのが当時新鮮でした。1店舗で年間で100枚は売りましたね。
90年代後期NORTH FACEのイギリス工場の閉鎖に伴い、Marcel LassanceではMONCLERで作らしましたがあまり出来に良い物ではありませんでした。一応買いましたが、殆ど着ませんでしたね。。。
お店でも100枚売るのに3年ぐらいかかりました。この頃からMONCLERが日本に徐々に入り始めます。
アウトドアでキャンプなどに全く興味のない私は都会でしか着ることができません。しかしこの歳になって都会でゴリゴリのアウトドア系ダウンジャケットを着るのも恥ずかしく、またBDシャツにネクタイしてネイビージャケット着てその上にアウトドア系のダウンジャケットといったチンドン屋?キャバクラの呼び込み?みたいな格好もできません。
あと、インナーダウンもいただけませんね。ジャケットの中に着ている人を見かけますが、残念と言うしかありません。
今は日本のブランドもいいもの作っているようですね?
素材など高性能になっているのでしょうが、でもデザインはやはりアウトドア系のものばかりです。私はそんなことより全体的なスタイル、バランスを重視します。
そんな中、ズバリ私好みのダウンジャケットを発見。



ISAAC SELLAM
彼のコレクションはレザージャケットがメインですが、今回レザー使いのダウンを作りました。
以前、PYRENEXを紹介し中身はこちらのダウンを使用しています。私はPYRENEXとは長い付き合いになり以前はフランス、ボルドーの工場まで度々伺いました。当時20年前はMONCLERにもダウンを供給していたり、フランス軍の寒冷地用のダウンジャケットも作っていた信頼のダウンメーカーです。その時は羽毛布団の生産が大半を占める工場でしたが、最近ではPYRENEXの単独店舗も出してウエアーにも力を入れているようです。
話はISAAC SELLAMのダウンジャケットに戻りますが、彼の立体パターンから生まれるこのジャケットは本当に体が羽毛に包まれる気持ち良さがたまりません。
着丈のバランス、細部に使われるレザー、私にとって究極のダウンと言えるでしょう。
いくつか写真を載せましたが、全体像はぜひお店まで見に来て、ご試着ください。
日本では rdv o globe のエクスクルーシブアイテムになります。
彼との出会いは20年ほど前にRED SKINというフランスのレザーブランドから独立し、自分のブランドを立ち上げた当初からの付き合いになります。初めは自分の住居で裁断、縫製一人で行うところから始まります。その後パリ11区にアトリエを構え、現在も全ての作業をこちらのアトリエで行うMade In Parisになります。日本に来たときは一緒に温泉に行ったりと大親友です。私が独立してパリでの展示会を考えてる時も、快く自分のアトリエを提供してくれました。友はありがたいものです。。。
Merci, Isaac !!


















