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STORY

Woolrich Authentic collection ①



今回、Arch札幌店とArch東京店で「Rich’s buffalo plaids cotton flannel shirts」の販売と 世界限定50着の「503 Hunting coat」の予約会を開催します。
先ずは、Rich’s original buffalo plaids cotton flannel shirtsの話から。

ウールリッチ ジャパン社との契約がスタートする前に、自分なりに同社に対して何が出来るのか? を慎重に考えました。 アメリカのブランドでありながら、 既に本社機能はアメリカには無く、自社の毛織工場も閉鎖されていました。 この十数年はダウンジャケットのブランドとしての認知度が高まり、 本来のアメリカ製ウール製品やアメリカに現存する毛織工場としてのイメージが薄れていた時間帯だったように思います。

そんな中でもアメリカ軍へのウール生地の供給や、鈴木大器さんのENGINEERED GARMENTS をはじめとする、アメリカンデザイナーやブランドへの生地供給に関しての情報が唯一、ウールリッチ = WOOL MATERIAL という認識をもたらしていたのではないでしょうか。

アメリカに現存した毛織工場のブランドなのに、その工場は閉鎖しているし、日本のマーケットではダウンジャケットのブランドだと思われている中で、今後のウールリッチ社にとって根幹になる部分、礎になるような何かを作りあげていく事が重要かもなあ、と考え始めました。 自分の手元には、ウールリッチ社の過去の資料があり、それを最初からじっくり眺めていました。ある日、その資料の中である事に気づきました。

<つづく>
Kenichi Kusano

KENNETH FIELD Designer草野 健一

1969年熊本生まれ。ビームス プラスのディレクターを務めたのち、2012年より自身のブランド「KENNETH FIELD™(ケネス フィールド)」を始動。「For NEW TRADITIONALIST」をコンセプトに、アメリカントラディショナルを多角的にアップデートしたアイテムを提案する。2014年まで「バラクータ ブルーレーベル」のデザインを担当。2014年には「ルウオモヴォーグ」と「 GQイタリア」が主催する新人デザイナー「THE LATEST FASHION BUZZ」に選出される。