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ビッグシルエットコートを、我がものにする。個性で着たい、コンサバティブな秋コート。

今夏の “ビッグT” が弛んだボディを隠してくれていた以上に、外套もしくはコートというモノはあらゆるものを収めてくれる。定期券や財布等、クラッチバッグでわざわざ小脇に抱えていたような荷物は、大抵のコートが解決してくれるはずだ。ハンティング系コートのゲームポケットとか、大判の雑誌を曲げることなくそのまま放り込む事も可能。それは実際の話で、出張で買い付けた雑誌や写真集を Barbour の背中のゲームポケットにぶち込んで持ち帰った事がある。コンディションの保護という理由があったのだが、まさに大物を仕留めた狩人の如く、その背中の重みに満足感を覚えたのであった。衣服のポケットが膨らんでいるのは得てして「不恰好」と見られがちだけど、コートの場合においてはそれが着る人の職業や趣味に繋がったりして、やがて「個性」として昇華される事もあるのではないだろうか。まあそこまで大袈裟な表現をしなくても、例えば寒い日のグローブなんか、無造作にポケットに突っこんで “チョイ見せ” してるだけでも凄くいい感じになるよね。
そんな私が昨年から着ているのが Brooks Brothers の何のヘンテツもないステンカラーコート。初めからお洒落な計算が出来上がっているモノより、コンサバなものを自分のスタイルにしていくのが今の楽しみかなあ。そもそもコートって前述のポケットの様な “変形” があったり、“動き” の要素も大きいから、ショップの鏡の前だけではその価値を測りきれないと思うのだ。
これからようやくコートの季節。自分の読書時間の多くは通勤電車であり、吊り革片手に文庫本を読む。衣服のポケットから直ぐに本を取り出せるという事がどれだけストレスフリーな事か。「読書の秋」とは「コートの秋」でもあるのだ。