ライカと一個人とのコラボレーションというのは、そうそうないからだ。しかも日本とイタリアで30本限定で発売したこのネクタイは、瞬く間に eBay で1,500ユーロを超えた値段で取引されお宝になったのを覚えている。それだけエルメスを親会社に持つ経緯のあるライカというブランド力はスゴイの一言だ。僕にとってはまさに人生のターニングポイントとなった思い出深いネクタイなのである。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。