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STORY

たまには TIEでもするか !?

最近では冠婚葬祭ぐらいしか締めなくなってしまったネクタイ。
10年以上そういったセレモニー以外締めなくなってしまっていたが、最近ちょっと気になり始めた。
でも、昔のやつを引っ張りだしてするのやだし、、、作ってしまいました。

Made In Italy. “rdv o globe” by Stefano Cau.
6cm幅のスクエアエンド
スクエアエンドはニットではお馴染みでしょうが、ファブリックで作りました。
ロンドンのお土産物屋さんで並んでいそうな、、、
しかし土産物屋のとは作りがちがいます。今回豪華に7-foldでお願いしました。
7-foldというのは芯地を使わず、通常のネクタイの倍の生地を使い手仕上げされるネクタイです。
ネクタイというとイタリア、コモが有名ですね。しかし、この7-foldは初めフランス、パリのARNYSが発案したと記憶しています。ARNYSではこの7-fold tie を“Atelier”と名付けていました。ネクタイは元々フランスで生まれたアイテムなのです。
スカーフから進化したものと考えられます。
* 間違っていたらごめんなさい。。。

ARNYSはいいお店でしたね〜。フレンチシック、インテリジェンスという言葉の似合うお店でした。
Boutique Marcel lassanceの近くだったので昼休みの帰りによく覗きました。クラッシックスタイルに季節の色を盛り込んだウインドーも凄く素敵でした。
その際に何本か7-foldのネクタイも買いましたが、今となっては太すぎてハリウッドの野暮な役者になってしまいます。
この時期に購入したネクタイもイタリア製でした。シャツはBorrelli、パンツはZINSでしたね。
ヘミングウェイ、コクトー、ピカソやコルビジェもここの7-foldのネクタイを締めていたんでしょうね〜。
コルビジェに至っては、ビスポークでジャケットをオーダーし、後にこのジャケットは“Forestière veste”と名付けられ、世に ARNYS の名を有名にします。
そんな妄想を抱きながら、スクエアエンドのナローなネクタイが完成しました。柄はARNYSへのオマージュとしてカラフルな生地を選びました。

Made in Italy "rdv o globe" by GUYROVER
こちらのAGNIS CH. (フレンチカラー)、 BROOK CH. (ボタンダウン)との相性も抜群です。

しかし、なぜ今、6cmのスクエアエンドなのか???
お店に来たら教えてあげます。

この冬、是非おすすめです。






Shunsuke Maebuchi

Le Globe Ltd. Founder / rdv o globe Designer前淵 俊介

1963年東京生まれ。SHIPSのディレクター兼バイヤーとして、1991年にParis、Marcel Lassance氏と契約を結び、代官山店オープン。また、2006年にSHIPSの別事業として、神宮前に「Le Globe」をオープンさせる。この事業は物件探し、店舗内装から商品のバーイングまで全て前淵が行う。2012年、SHIPS退社後、「rdv o globe(ランデヴー オー グローブ) / http://www.rdvoglobe.com」を渋谷区東にオープンさせる。「rdv o globe」という店名は、「Le Globeで逢いましょう」という意味で、前淵の「Le Globe」に対するオマージュが込められている。前淵の自分で着たい洋服という観点から輸入商材に加え、オリジナルコレクションを発表。店舗はお客様にゆっくり寛いで頂きながら買い物が出来るようにカフェを併設し、カフェ、アルコール、軽食を提供している。2013年、国内外の有名セレクトショップにコレクションの卸を行う。