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僕の車、過去・今・未来。家族の日常たれ。スバル「クロスオーバー7」

クルマというものは移動式のマイホームである。しかも家族それぞれが最もニュートラルで居られるような。車中という “目線は合わせないけど確かに側にいる” という感覚は、心理学のカウンセリング等での「正面に座らない」というスタイルに等しいと思う。早くに父親を亡くした自分にとって、父親とのコミュニケーションの想い出の多くは車中にある。そこでは無口なはずの父の軽口をたくさん聞いたし、両親の馴れ初めみたいなムズがゆい話もなぜだか素直に聞き入る事ができたのだった。ちなみにカーステレオ用のカセットテープは殆ど八神純子。子供心に興味が湧くような音楽ではなかったけれども、長時間のドライブの度に刷り込まれたそのラテン的リズムは、いつしか自分の音楽趣味に幅を与える事となった。
そんな自分が今、家族を持ちマイカーを持っている。車種はスバルの「エクシーガ クロスオーバー7」。七人乗りの SUV である。選んだ決め手としては、ある程度コンパクト、その上で三列目も快適に乗れること。あとは程よくスポーティーな外観かな。フォルクスワーゲンの「トゥーラン」との二択だったけれども、“スバルの四駆” という無骨さ(かつての「レガシィ」 CM のブルース・ウィリスのイメージでもある)に魅かれ、ちょうど一年前、我が家に迎え入れたのだった。
購入してしまえば、あとは愛着を重ねていくのみ。とにかく週末の度に出かける我が家にとって、クルマでのあらゆる事が “日常” として沁みこんでゆくのだ。購入前は「スライドドアの方が便利かなー?」なんて思ってたけど、今ではドアを閉める時の「バタムッ!」って音にちょっとした快感がある。ウィンカーのカチコチ音もレトロで心地よい。スバルの店員さんが「燃費」という昨今の最重要キーワードをあまり口に出さなかったのが少々不安だったが(笑)この四駆の地を這うようなフィーリングは、それも不問にしてしまう。
そんな大絶賛な私をよそに、小学生である息子の感想は「ふつう。」との事。普通、大いに結構。君がこれから思春期を過ごすまでの多感な年月、このクルマにて “家族というスタンダード” を感じながら成長して欲しい。