そんな自分が今、家族を持ちマイカーを持っている。車種はスバルの「エクシーガ クロスオーバー7」。七人乗りの SUV である。選んだ決め手としては、ある程度コンパクト、その上で三列目も快適に乗れること。あとは程よくスポーティーな外観かな。フォルクスワーゲンの「トゥーラン」との二択だったけれども、“スバルの四駆” という無骨さ(かつての「レガシィ」 CM のブルース・ウィリスのイメージでもある)に魅かれ、ちょうど一年前、我が家に迎え入れたのだった。
購入してしまえば、あとは愛着を重ねていくのみ。とにかく週末の度に出かける我が家にとって、クルマでのあらゆる事が “日常” として沁みこんでゆくのだ。購入前は「スライドドアの方が便利かなー?」なんて思ってたけど、今ではドアを閉める時の「バタムッ!」って音にちょっとした快感がある。ウィンカーのカチコチ音もレトロで心地よい。スバルの店員さんが「燃費」という昨今の最重要キーワードをあまり口に出さなかったのが少々不安だったが(笑)この四駆の地を這うようなフィーリングは、それも不問にしてしまう。
そんな大絶賛な私をよそに、小学生である息子の感想は「ふつう。」との事。普通、大いに結構。君がこれから思春期を過ごすまでの多感な年月、このクルマにて “家族というスタンダード” を感じながら成長して欲しい。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。