今回のテーマは防寒着ですが、色味的にも暖かい PENDLETON のウールシャツは “冬の主役” になると言えます。ウール100%で肉厚の生地は一枚でも暖かく、またセーターのように毛玉もできないので毎日ヘビロテでいけます。スウェットパーカ等をインナーにして、ちょっと大きめの “ボードシャツ” をアウターとして着るのもいい感じです。いざとなれば更にコートやジャケット等を羽織ればいいわけですから、融通のきく着方だと思います。ヘビーデューティーが好きだけど、ガチで雪山なのはトゥーマッチかな…と思うシチュエーションにはちょうどいいアンバイかと思います。
織物業のみの時代から数えれば150年以上の歴史を誇る PENDLETON。いま手元にある日本の資料で最も古いのが『MEN'S CLUB』1974年12月号。“Made in USA” ブームより一足早いのはさすがメンクラ。一部の米国人だけに留まらない PENDLETON の人気について、「ある意味では、ブルックス・ブラザーズの製品などより、さらにトラッドだといえる」との事。これって、メンクラ的には最高の賛辞かと思います。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。