1.カメラを構える、2.被写体に向ける、3.シャッターを半押ししてピントが自動的に合う、4.シャッターを押す
コレが一般的な作法ですが、ライカにはまだまだやらなくてはいけない作法が沢山あるのです。
1.カメラを構える、2.被写体に向ける、3.シャッタースピードを決める、4.絞り値を決める、5. ISO 感度を決める、6.ピントを手で合わせる、7.シャッターを押す
と、ライカの場合、被写体に向けてからシャッターを押すまでやらなきゃいけない事が沢山ある。しかも時間がかかるのです。だから決定的瞬間!!なんてものは中々期待できない。しかし、その手間こそがライカの最大の魅力である。
正直、iPhone のカメラは凄い。バシャバシャ撮っても自動的に補正をしてくれて、ピントのあった写真が出来上がる。言い換えれば、誰が撮っても一緒ということだ。
ライカの場合はコレに手間と時間を要し、一枚の写真に魂がこもり、写真から『作品』に変わるのだ。この変態的な楽しみは、さすがに実際使ってみないと分からない大人の趣味なのである。
僕は5年前にすべてのプロ用カメラキットをマップカメラに売りに出し、ライカに買い換えた。それ以来、自分の人生は明らかに変わった。これは事実。
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