正直言ってこのタレには、何かヤバいものが混ざっているんじゃないかという中毒性を感じる。焼肉に限らず、とにかく何の料理にでも使いたくなってしまうのだ。焼きそば、野菜炒め等はもちろん、白ご飯にかけるだけでもそれを “旨いもの” に変えてしまう。つまりは大したおかずが無かったとしても、このタレさえあれば充分に満足できる食事となるのだ。そう、極端に言えば、これは “肉が不要になる焼肉のたれ” なのです!
難癖をつけるとすれば、とにかく濃厚なので、少量でもかなり存在感のある味付けになってしまう事。決して “隠し味” にはなってくれないのです。“普通の肉” を “戸村の旨い肉” に変える事ができるけれども、“超旨い肉” をも “戸村の旨い肉” に変えてしまう破壊力を持っている。A4等級以上の「宮崎牛」をいただく際は、どうか一旦はこのタレを我慢していただき、先ずあっさり目の塩か醤油でお試しいただきたい。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。