ドラクロワの実物作品を始めてみたのはルーブルで、その迫力に終始圧倒され、とてつもない疲労感を感じた覚えがあるが、実はその時一番衝撃的だったのはドラクロワのデッサンであった。それはまさに黒い炎であり、線画なのにも関わらず明らかに3Dに見えてくるパッションの塊の様なテンションなのだ。とにかくドラクロワはタッチが早い。日本画であればさしずめ面相筆での1発画。線の加速と強弱こそが命なのである。と、長めの前振りからスタートいたしました Amvai ちょうどいい1,000円の品特集、色々悩みましたがボクからはこちらです。米Shurtape社製「パーマセルテープ」です。こちらの特徴は主に写真撮影スタジオマンの腰に4〜5本ぶら下がっています。紙製です。完璧なつや消しです。ノリが移りにくく遮光性があります。メバリなんかに使います。はい、これが一般的なプロの正しい使い方なんですが、ボクらの様なファッション系、エディター、編集プロ、その他プレゼンを生業とされている皆様はこのテープをひきちぎってアタリ写真を白い壁にペタペタ貼ったり、ポスターを無造作にちょい貼りしたりと「まだこれは仮なんだけど、とりあえずメモ代わりに貼っておく」感を出したい時に使います。ここで前振りドラクロワ先生の登場です。このパーマセルテープは気持ちいいほどに手で切れます。漆黒のつや消しです。もの凄いスピードでちぎると見事な程に習字の筆の払いの様なシャウト感が出せるんです。壁に貼った写真の仮止めテープがシャウトするんです。参考までにテープ現物と模範的ドラクロワちぎりを撮っておきます。クリエイティブな現場を支える、とりあえずなのにしっかり貼るよりカッコイイまるでクロッキーかデッサンの様なパーマセルテープ、メイドインUSAのお話でした。