当店取扱いのものは基本フランス製です。アメリカモノ中心の当店でなぜフランスなのかというと、いい感じでチープなものを豊富に入手できるからに他なりません。‘80~‘90年代のフランスにおいてピンバッジの大ブームが起こり、企業の販促やイベントの認知拡大のツールとして相当の数が世に出たそうです。そりゃもう、優秀なロゴやデザインがそのままアクセサリーになったようなものですから、楽しくないはずがありません。そのブームは当然この日本へも飛び火して、『モノマガジン』では‘93年から‘94年にかけて度々特集され、フランスびいきの『オリーブ』でも‘93年10月18日号にて「流行はパリから始まった。日本のティーンは夢中になるかな?」という記事になっています。
ひと粒ひと粒がアドバタイジングなモノだから、小さいながらも確かな主張があるピンバッジ。宝石やシルバーのような輝きはないですが、そのぶん帽子、バッグ、ジャケット等、あらゆるものに馴染んでくれます。今の季節ならミリタリーやデニム系アウターの胸ポケット、オイルドジャケットの衿なんかでもいいアクセントになるかと思います。帆布のトートバッグにも相性バツグンですよね。当店ではオリンピックロゴもコカコーラも全て一律¥400+税。お客様のセンスでお楽しみください。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。