・・・って、そんな話がしたかったわけじゃない。私は雑誌を読むときの習慣として、気になる箇所があればケータイで撮るようにしている。雑誌のレイアウトとか記事内容もだが、多くはファッションページのコーディネートである。気に入った組み合わせがあれば即パチリして、後で自分のアイテムで試してみたりする。特に気になるのは靴下のコーディネイト。正直言って “色オンチ” な自分にとって、靴下の合わせ方は常に悩みの種である。色相環を見たところでピンとこない者としては、実際のコーディネートから学ぶのが一番なのだ。靴下なんて無難な色がいいんじゃね?とも思うのだけれど、これがこなせれば絶対に毎日が楽しいと思う。
ここ数年カジュアルの分野では白ソックスが流行っている。なんかのニュース記事で、90年代ブームにこじつけて “コギャルのルーズソックスがリバイバル” みたいなのを目にしたけど、コギャルは全然関係ないでしょ。どっちかというと、近年のアメトラブームの流れのなかで、いわゆるクルーソックスがひとり歩きしたような感じだと思う。素足のイメージの『TAKE IVY』だって、白ソックスを弛ませた学生がガンガン出てくるもんね。アメトラ好きな自分としてはこのブームは大いに結構だけれども、今秋はやっぱりもうちょっと色を足したい感じ。例えば「ROTOTO」の今シーズンのイメージフォトにあるようなバイカラーのソックスが気になります。単色に見せかけてパンツの裾ギリギリのところで別の色が見えるってのがレイヤード風で楽しい。
そして画像は『Esquire』の1956年の号に載っている Talon Zip の広告ページ。ケータイの中の “靴下画像コレクション”(笑)のひとつ。絵に描いたようなアイビースタイル。靴下大活躍のコーディネートです。足が長ければ是非真似したい。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。