実はこの3年間ずっと同じソックスを買い続けております。我が家は洗濯後ガス乾燥機乾太くん常用なので、パワフルガス乾燥でもソックスが縮まないことが大前提。さらに run & ジム使いなのでパイルであることが望ましい。この乾太くんでも縮まないパイルソックスを求めてだいぶ投資しました。そしてようやく辿り着いたのがこの『 WIGWAM 』の3P ソックス。なんと1年間の保証付きのアメリカ製でロゴプリントもむちゃくちゃかわいい。これを1年に1度6〜9足イッキに買う訳です。そして汚れが落ちきれてない古い物を順次入れ替えております。履き口が伸びる事も無く、穴があく事も無く、パイルが急激に痩せる事も無く、常にホールド & クッションをキープしてくれる夢の3P ソックスなのです。でもね、こんなことではイケないと判っているんです。この WIGWAM ソックスは道具であってファッションじゃないなーってことを。昔、知り合いのスタイリストが愛を込めて言っておりました。僕は絶対にパタゴニアを着ません。なぜなら機能満載で理にかなっていてオシャレ感もある、便利だからパタゴニアがあればそれでいいや、が一番怖い。過ぎたコンフォートはファッションに対して工夫する気持ちを薄めてしまうんですよねーと。なるほど確かに確かに・・・。じゃあ僕も1度 WIGWAM ソックスを離れて対極にあるような凄い1足を探してみる事にしてみました。そしてその道の達人にリサーチした所、判りましたよ、対極ソックスが。その名は通称『手回し CORGI 』。動力を使わず手でハンドルを回転させることで編み上げる1900年初頭の初期コーギー究極のフルハンドメイドソックス。リンキングだけ手作業なんて甘い甘い。工程の全てが手作業だったそうなんです。そしてナチュラル系女子が泣いて喜ぶフワッと感。もしかしたらイギリスのどこかの倉庫にデッドで未だに眠っているかもしれません。マーガレットハウエルさんより先に見つけ出さねば!そんな気持ちにさせられる1足らしい。1年保証の究極耐久ソックス『 WIGWAM 』VS『手回し CORGI 』。この2足があれば十分かもね。まっ、ホントは素足が一番好きだなんて口が裂けても言いませんけど・・・。
REVIEW
手元で馴染んだオーダー品
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
Read More着られない服
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
Read More雨の日のスタイル
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
Read More春のセットアップ
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。
Read More