そんな私が愛用しているのが、“ザ・定番” なパタゴニアのバギーズショーツ。まず機能面での長所は、その速乾性。晴天時ならば、海で遊んだその小一時間後にはそのまんまの格好で愛車のシートに腰を降ろす事ができる。そして、とにかく軽いし肌触りもよいので、一日穿いててもストレス知らずだ。オシャレ面では、豊富なカラーとレングスのサイズで、求めるスタイルに的確に応じてくれる。また、サプレックス・ナイロンという素材を用いており、これがまるでコットンのような味のある風合いで、普段着のコーディネートでも違和感なく対応できるのだ。
実は私、恥ずかしながらダイエットのためにジム通いをしているのだが、そこでもこのバギーズショーツは大活躍である。スポーツジムというのはご存知の通り複合的な要素があり、走ったり泳いだり筋トレしたりで、その施設をフル活用するにはあらゆるシチュエーションを想定しなくてはならない。この面倒な状況も、利用する順序やマナーさえ間違えなければ、バギーズショーツ一枚で解決するのだ。
そして重ねて言うならば、約一年ほどジムに通い、その度に洗濯機でガシガシ洗ってきたバギーズショーツだが、のびたりヘたれたりする感じが一向にない。これは本当に使える。定番であり続けるにはちゃんと理由があるわけだ。
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。