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泳がなくても穿きたい海パン南仏コート・ダ・ジュールの常識?

僕は1989年の冬から90年の秋まで南仏ニースに住んでおりました。知り合いの旅行代理店の仕事で、何かあったらツアーのお手伝いをする、いわゆる現地常駐スタッフってやつでニースの家賃は全て会社持ちの夢の様なアルバイトでした。なのでこの時期にモナコからマルセイユまで何度となくコートダジュールを廻らせていただきました。当時、在仏日本人同士の会話の中で住んでいる部屋の話をする場合、旧建築か新建築か?という言い方をします。よくパリの中心部にある様な築100年を軽く越えた物は旧建築、日本のマンションとそっくりなスクエアなマンションは新建築と呼んでいました。僕はパリもニースも狙って旧建築のステゥディオを借りておりました。設備的には新建築の方がもちろん良いですし、お風呂にバスタブももれなく付いてくるのですが生活に味がありません。日本と室内の空気感が変わらないんですよね。板チョコのようなペンキの剥げたドアをノックしたらジャンポールベルモントが出てくる様な部屋がやはり素敵じゃないですか。なのでニースでは街並に最も味のある花市裏側の旧市街地のど真ん中に部屋を借りておりました。当時泥棒街と揶揄されたエリアです。ヴォレと呼ばれる木製の雨戸が付いた風景の街並。まさに映画の世界でした。だいぶ脱線いたしましたが、今回のお題は海パンでした。これに絡めてニースのトリビアを幾つか・・。
トリビア① ニースの海岸では泳ぐ人はほぼいません。写真をご覧下さい。海岸で寝そべる人はいても海に入っている人はほぼいませんよね。この事は日本の海水浴場慣れした自分的には不思議でなりませんでした。まあ、ニースは砂浜ではなくこぶし大の石ころ海岸だったりするんですが。それはあまり関係なさそうですね。
トリビア② なので僕は海パンがわりに501XX のカットオフショーツをはいて海岸でゴロゴロしておりました。そうそう、ニースでは女性はトップレスです。欧米人限定ですが。太陽光線のせいか全くいやらしさを感じない光景なんですよねこれが。カンヌを越えてもっと西へいくと赤い岩場が広がるエリアがありその辺が有名なヌーディストビーチ、いわゆる全裸地帯です。サントロペの近くですね。車で何度か通りましたが生まれたままの姿の人に遭遇したことはありませんでした。笑
という訳で海があっても泳がない不思議の国ニースでの僕の海パンは501XX ショーツでしたということで・・・。