話はちょっと変わりますが、かつてアルマーニが衣装を担当した、ファッションムービーの代名詞ともいわれる、1980年のリチャード・ギア主演『アメリカンジゴロ』があるんですが、ここに描かれている男臭さって日本人的には太刀打ちできない、何かキャラでは逃げられない圧倒的な欧米男子エレガンスがあるんです。そのリチャード・ギアの胸板には・・・。でもでも、我らがアル・パチーノは割と日本人的な体格だったりするので、顔以外ならあわよくば!なんて夢想してしまい、結果、ボクのファッション・レジェンドムービーは親しみを持ってセルピコに軍配が上がってしまうんですよねー。こんな感じで、今後メンズファッションの50年を予言するような映画って登場するのかなー?できればそんな現場に衣装で携わってみたいなー!!!なんてねー・・・
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。