シェニール織りをご存知でしょうか？ドイツ発祥の技術で日本では再織なんて呼び名のある、大変手間のかかる織物なんです。ミセス向けの FEILER （フェイラー）が有名で、タオルで出来たバッグといえばピンと来るのではないでしょうか？とにもかくにも綿100％のタオルなのに発色がよく、使い続けても風合いはほぼ変わりません。確か娘が1歳のとき、保育園で夏のプールが始まるためプール用のバスタオルを用意との通達があり、張り切って買いに行った記憶があります。まあ、子供ですのでディズニー柄かな～なんて思うじゃないですか。でも、いわゆるオフィシャルのディズニーのタオルっていまいちテンションが上がらないんですよね。お土産っぽすぎてしまって。値段が高くなったら困ってしまうので、仕方ない設定だと理解はしておりますが・・・。ただ、この UCHINO 作・シェニール織りのディズニーシリーズは、もはや芸術の域な完成度なんです。もうこれは大切にしなければならないと手に取った瞬間から素直に思える、高かったけどそれだけの価値のあるすご～い物でした。親バカなんで、こんな精密に絵柄が組まれたタオルを日常的に、子供のうちから使っていたら、色彩感覚やグラデーション感覚なんかが皮膚から染み込むんじゃないかと勝手に思ってドカンと投資しちゃったんですよね。税込みで約1枚2万円也っす。我が家は更に調子に乗って、バンビ柄とアリエル柄をW買いしちまいました。そしてこの2枚はちょい前の家電の回で書かせてもらった、スウェーデンの洗濯機の拷問のような洗いに10年耐えたんです。なのにこのコンディション！ シェニール織りってホントにミラクルですね。綿100％なのに退色が若干しか進まないんですよねー。しかし、残念ながらこの柄は廃版みたいです・・・。もったいないんで孫でも出来たらきっと使わせます。それだけ粘れば2枚で4万のタオルは安く思えてきます。実はパリのシャネルも UCHINO さんにシャネルスーツ用のシェニール織りを頼んでたりするんですよねー。