素敵な居酒屋、沢山あります。馴染みの居酒屋のカウンターで一人で吞む。少年時代に憧れた図の一つでした。そして一見さんとは違うお通しが出てきたりするともう堪りません。単純なので「チョットだけ、サービス」これをやられると、撃沈してしまいます。僕が住む下町には、そんな居酒屋が数多くありそうですが、それは大間違い！「遅い・不味い・高い」の三拍子揃ったお店の方が多いかも知れません。この三拍子揃ったお店に「不愛想」を加えて、何故かジャズやロックをガンガン流している役満級の居酒屋も少なくありません。でも一見のお客で賑わっていたりするから不思議です。そんな下町の中で、肥えた舌を持ち味にウルサイ常連が足繁く通う唯一無二の居酒屋があります。もう予約も取れないので実名は控えることに・・・。この居酒屋には常時150を超える品書きがあり、刺身、焼き鳥からパスタ、チャーハンときてワッフルパフェ、クレムブリュレまで。まさに揺り籠から墓場までなお品書きで、これに負けない日本酒がずらり鎮座しています。この居酒屋で何を食べてもまず外れることはありません。自信を持って太鼓判を押せるお店です。ここにお邪魔するようになり、呑んでもずっと仕事のことしか頭にないので（笑）本来であればユニフォームを作りたくなるはずの僕が、生意気にどうしても品書きに参加したくなってしまいました。大将に直談判し「次にお邪魔する時にはモヒートのレシピを持ってきます」と大風呂敷を広げてしまった訳です。そして BAR HEMINGWAY ( RITZ PARIS )のモヒートのレシピを参考にし、僕なりに好みのアレンジを加えたモノをA4の紙1枚にまとめ大将に提出。それから随分時間が経ち大将の研究とアレンジが加わり、お店の料理に合うモヒートが完成。その名も「山下モヒート」。ネーミングが抜群です！ チェリーモヒート、アップルモヒート、ラズベリーモヒートなどモヒートの種類は無数にありますが、「山下モヒート」。味も何も想像できないこのネーミングには参りました。感謝感激です。一度聴いたら忘れない。誰でも簡単に読めるし云える。アイテムに名前を付ける際の基本中の基本です。値段も良心的で居酒屋ならではの「中（なか）」だけの追加注文も可能。満開の桜も葉桜に変わりいよいよモヒートのシーズン到来です！ ぜひ「鳥のぶ」で、美味しい料理と山下モヒートを堪能してみて下さい。
あれ？？

SALUTE LIFE!