というわけで本当は教えたくないけれど、ここでは特別に山下御用達のロケ飯スポットをご紹介しちゃいましょう。まずは銀座8丁目の洋食屋さん「みやざわ」。ここはなんと早朝4時まで営業しており、できたてのサンドイッチをテイクアウトすることが可能です。スタッフさんのホスピタリティも抜群なので、気だるい深夜集合ロケにも気分よく臨めることでしょう。どのサンドも美味ですが、ダントツのおすすめはカツサンドです。
お次は朝3時に開店する築地のおにぎりや「丸豊」。おにぎりは巨大なので女性ウケはイマイチですが、新鮮なまぐろがぎっしり詰まった鉄火巻きは、かなり本格的かつ築地ブランドがあいまって、絶大なパフォーマンスを発揮します。ついでに朝4時開店の玉子焼屋「松露」でスウィートな玉子焼きサンドも買っていけば、寝起きの悪いスタッフさんも笑顔になること請け合いでございます。
この2店舗さえ抑えておけば大概のシチュエーションには対応できるはずですが、唯一の弱点はどちらも日曜休業ということです。さあどうしたものか!? しかしご安心を。私の場合前日に近所の江戸川橋にあるフォカッチャ屋「アルタムーラ」(写真)でイタリアの味そのままのパンを購入しておき、翌朝オーブントースターを持ってロケバスに乗り込むのです。さすがに電子レンジは NG ですが、ロケバスにはコンセントが付いているので、ロケ先でも焼きたてのパンが食せるというわけ。
まあ正直いってそこまでする必要はないのですが、仕方ありません。だって買い物が大好きなんだから!
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。