高内秀剛（たかうちひでたけ「たかうちしゅうごう」の呼び名が一般的）のマグカップ。土着的で力強い雰囲気が好きで20年ほど使っている。かるく350mlが入る大きなこのマグカップに、熱々のコーヒーを注ぎ両手で包み込むように持つと何とも言い難い暖をとれて安堵感を覚えるが、大きいマグカップには欠点もある。サイズが大きいからといって熱々のお茶やコーヒーを大量に入れても飲み終わるころは完全に冷めてしまう。それとは逆にアイスコーヒーの場合は、少し濃いめにコーヒーを淹れて氷を多めにすると、丁度いいアンバイになる。まぁ一長一短と言ったところでしょうね。食器に限って洋風なものが苦手な僕でも、たまに古着屋さんや雑貨屋さんで見かけるスタッキングのマグカップは大好きです。特に高度成長期に日本で米国向けに作られていた頃のものは惹かれてしまいます。重ねて収納できるスタッキングの同じ型のマグカップにのせられた、それぞれが微妙に異なる釉薬模様のアンバランス感が大好物だけど、同じものを何個も揃えないとその魅力はないので、いつも眺めるだけにしています。McQueenのように耳にタバコをはさみ、ドーナツを掴んだ指を舐めながら、スプーンを挿したままのマグカップでコーヒーを飲む図に憧れました。

SALUTE LIFE!