Fit in Passport に登録することで、あなたにフィットした情報や、Fit in Passport 会員限定のお得な情報をお届けします。

ページトップへ

美味しさ際立つマグカップお風呂上りはコイツで一杯。

ファイヤーキング及びパイレックスの食器は “使えるヴィンテージ” だ。とにかく毎朝毎晩使って、食洗器でザバザバ洗う。繊細なグラスや陶磁器なら間違いなく手洗いするのだが、このアメリカ大量生産の耐熱グラスたちに、一切の気遣いは無用である。何気なく買って何気なく使い始めたのだが、今ではもう日常に欠かせない存在だ。
そもそも捻くれ者の私は “イカニモ” な事に抵抗があり、“アメリカン・イカニモ・グッズ” の代表格であるこの食器たちには中々手を出せなかった。可愛いのは見た目だけで、やたら重たくていいお値段。それに、どう間違っても『霧島』には合わないよなァ・・・そんなバカな基準で難癖をつけながら、雑貨店のショーケースを眺めていたように思う。
そんな私も家族での沖縄旅行をきっかけに、“アメリカン・イカニモ・グッズ” に気を許すようになってしまった。南国ムードに煽られて 、ダイナーでデカいハンバーガーを頬張り、アイスクリームで口の周りをブルーに染めた。そんな旅先のユルユル気分で買ってみたのがマグカップ。ファイヤーキングとパイレックスをごちゃ混ぜに、いい感じのヤツを家族分買い揃えたのだった。
朝のコーヒーで使ってみて、その口当たりの良さにナルホドと膝を打つ。そのぽってりとしたミルクガラスは、通常のコップでは知らないうちに削がれていたデリケートな風味を、失う事なく口元へ届けてくれるのである。そう、それはみんな大好き “ビン牛乳” と同じ感覚だ。紙パックと中身が同じであっても、圧倒的にウマいのが瓶の牛乳。理論的な説明はできなくても、感覚的な “絶対” が間違いなくそこにある。
Instagram Pickup