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AMVARがこの冬買ったアイテムしっとりでうっとりな“うっかり”ストール

思わず買ってしまったストール2枚。
1月のパリは久々に大陸の底冷えを体感した10日間でしたよ。
メリノウールの下着、パタゴニアの股引、Fox社のヘヴィツィードスーツ、ラムウールのニット、シンサレート内蔵のコート。
最低限で最大限の防寒レイヤードだと思っていたけど、身体の芯まで冷えきってしまう事が判明。苦笑。
そんな極寒の中、思わず買ってしまったストール2枚。
極寒でなくとも買ったと思う。
1枚目はピッチ幅広めのヘリンボーン織のウール素材、なんとも言えないブラウン(濃い黄土色)にブルーのラインがアクセント。サイズは200cm × 67cm。
大判で適度な厚みがあり肌触りが“しっとり”している。ウール100%ってこんなに“しっとり”してましたか??という程の“しっとり”具合。使ってみて分かったのは、とにかく“しっとり”温かい!首、鼻と口、巻いた時のボリュームはマシュマロマンのようだったけどね。
帰国後、事務所の近所をぶらつく時に肩からかけて使ってみても、その“しっとり”した温かさに大満足で、女性の方々が大判ストールを肩から掛けて使用している理由も良く分かった。試してみないとわからないとはこの事。

2枚目は細かなヘリンボーン織のウール素材、経糸にチャコール、緯糸に鮮やかなグリーンを使っていてお互いの色が重なりあう絶妙なグリーンカラーに両耳部分のエメラルドグリーンカラー(経糸スカイブルー・緯糸グリーン)のコンビネーションで、“うっとり”する色使いのストール。
こちらは透ける程の薄さでサイズは200cm × 100cm。
この薄さなら夏の冷房対策に良さそう、何よりウールのふんわり感と“うっとり”する色使いが買い物欲を掻き立ててくれた。
極寒のパリでは全く役に立たなかったけど、買い物はその見た瞬間の“うっとり”や“高揚感”に包まれて温かくなることだってあるんだよなあ、一瞬ね。

話はそれるけど、自分が好きだった(伊)某ブランドはコレクションの色使いとプレゼンテーションが毎回素晴らしくて、エスニックな雰囲気にファッションを感じさせるカラーリングをコンサバティブなアイテムの中に取り入れていくのが本当に素晴らしかった。
素材も拘って作られたものが多くて特に重衣料のウール素材なんて、正に“うっとり”もの!
そんな好きだったブランドを彷彿とさせる2枚のしっとり、うっとりストールは共にインド製。今自分の中で一番ホットな国ですよ。
松山猛さん著《てすうと》の中でインドには幻の布シヤルトウーシュ、“布のダイアモンド”があるって書いていて、もう気になって気になってしょうがないんだけどね。笑笑。

と、いうように何かを購入する時の後押しするポイントを冷静に考えてみると、過去に見たり、触ったり、読んだり、体験していいなあ〜素敵だな〜、と思っていたことを時間差でなぞる行為なんだろうな~なんて事を考えながら買ったばかりのストールを巻いてお店を後にした。
あとあと気付いたけど、このストール『Khadi and Co』という弊社のお取引先様でも取り扱いのあるブランドだった事が判明。日本でも買えると分かると、“うっかり”ストールだったけど、“しっとり” “うっとり”には変わりはないよね〜。