この日はオリーブ色のニッカボッカーズと Yohji Yamamoto の白いロングホーズに合わせて。ブラウンのアッパーにキジの刺繍が入ったものは英国貴族のカントリー趣味を思わせます。
刺繍の種類やアッパーの色は他にもバリエーション多数。僕はワインのベルベットにフォックスの刺繍、赤いライニングにしようかと…。当然、フカフカ絨毯の上を歩く訳ではないので、街履き用です。スーツやチェックパンツには勿論、室内履きのリラックスムードを生かしてガウンコートやスウェットパンツ、なんてのも普通に良さそう。トラックスーツに合わせるのもいいですね。個人的には素足履きよりもカラーソックスとのコンビネーションがオススメ。極彩色の 70's ムードで上品かつ下品に。オーダー品のお渡しは秋ごろの予定です。巷のスニーカーヘッズを横目に見ながら、この秋冬は大人を気取ってみましょう。皆様のご来店をお待ちしております。
1978年生まれ。熊本県出身。10歳の頃に初めて買ったLevi'sをきっかけにしてファッションに興味を持ち始める。1996年、大学進学を機に上京するも、法学部政治学科という専攻に興味を持てず、アルバイトをしながら洋服を買い漁る日々を過ごす。20歳の時に某セレクトショップでアルバイトを始め、洋服屋になることを本格的に決意。2000年、大学卒業後にビームス入社。2004年、原宿・インターナショナルギャラリー ビームスへ異動。アシスタントショップマネージャーとして店舗運営にまつわる全てのことに従事しながら、商品企画、バイイングの一部補佐、VMD、イベント企画、オフィシャルサイトのブログ執筆などを16年間にわたり手がける。2021年、22年間勤めたビームスを退社。2023年フリーランスとして独立、企画室「NEJI」の主宰として執筆や商品企画、スタイリング/ディレクション、コピーライティングなど多岐にわたる活動を続けている。同年、自身によるブランド「DEAD KENNEDYS CLOTHING」を始動。また、クラウドファンディングで展開するファッションプロジェクト「27」ではコンセプトブックのライティングを担当し、森山大道やサラ・ムーンら世界的アーティストの作品にテキストを加えている。
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