さて、今回はコートです。今、世の中に流通している最新コートは実は企画されているのは1年前なのです。では昨年の今頃の下馬評ではコートの流行では何が囁かれていたのか?ボクらまわりではこんな感じでした。時代感は90年代を中心にサイズは80年代までを意識、グラフィックは2000年ちょいまでを意識。コーディネイトはグランジ的なレイヤーで、ただしきれい目。ビッグサイズとフィット物を組み合わせたりとかとか。音楽とのリンクはさほど重要ではなく、とは言えきれいめのカートコバーンはアリだな・・なんて具合だったんです。では象徴的なアイテムは??となるとそれがガウンだったんです。だいぶ前フリが長くなりました。
すでに女子の間では1年以上前から、ネルシャツ生地で出来たガウンが流行ってましたよね。コートのカーディガンでコーディガンからの派生でややストリート寄りのゾーンはこぞって取り入れてました。コートとガウンは何が違うのか??それはガウンは身幅がゆったりでベルトで絞れるディテールがマストであること、ラペルが別素材だったりチェック、柄ものだったりなどなど。パリ方向からは赤黒のバッファローブレード(チェッカーフラッグの様なチェック)も台風の目!なんて情報も流れて来て結構盛り上がりました。

写真のガウンコートはスロウガンの物で、結構売れ売れでラスト1着となりました。(11月2日現在)ガウンだといわゆるの『ヌケ感』、『こなれ感』みたいな頑張ってない感じを演出しやすいので、やはりきれい目グランジにはもってこいなアイテムだったと思われマス。まぁ、これは些細な流行の1つでサーフィン的にはひざ・腰の波くらい。それでは今後の正調・ファッションアイテムでのビッグウェーブが来るまでパドリングでもして、波待ちですかねー。


















