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STORY

GINZA ライダースの悩ましすぎるバリエーション。

スロウガン・秋の恒例行事、スペシャルオーダーイベントも熊本、高松、広島、福井を終え、この記事がアップされる頃にはバーニーズニューヨーク全店で開催するオーダーサーキットが始まっていることと思います。では、今回の目玉!ニューカマー・ GINZA ライダースを話のベースに今季のおすすめ素材&カラーに関して書かせていただきます。弊社秋のオーダー会も8年目、そして今回ほどヨーロッパからのツイードが充実した年は未だかつてございませんでした。お約束のカラフルな物からライダースに合いそうな黒、ネイビーまで約25種ございます。なかなか完成予想がプロでも付きにくい作業でしたので、こんなアナログなシートを作ってみました。これが結構好評で、オーダーの現場では大盛り上がりでございました。ですので、この場をお借りいたしまして組み合わせイメージを貼らせていただきます。正統派ブラックから、パリコレ・テント前のエディタースタイル風まで、いやー楽しい、楽しい。

接客させていただいてて思うのが、皆さん「この男気溢れる組み合わせを果たして俺は越えられるか?」と自問されております。そうなんです。世界広しと言えども画像のような英リントン社や仏トゥルニエ社、伊クレバコーレ社など、いわゆるのシャネルツィードの生地を使い、メンズの服としてオーダーを受けているのはスロウガンだけだと思います。皆様はもの凄いレアなケースで悩んでいらっしゃる訳です。誰に相談しても答えはありません。なぜなら前例がないからです。今年の秋冬のグッチやシャネルを見ていると、ちょっとキッチュな懐かしい系古着風に下北・高円寺の味付けが旬な様ですね。

まぁ、これがメンズに当てはまるかは皆様のお気持ち1つですが・・・。そんなちょい毒っ気も醸せる GINZA ライダース、着こなしてくれそうな俳優さん、女優さんやミュージシャンの担当のスタイリストさん達にお声掛けしてみまーす!!

画像の組み合わせ例はほんの一部です。

Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。