
1月16日に納車され、はや4ヶ月。毎週末地方出張の1000本ノックはありましたが、平日のほぼ全ての通勤にルノーキャトル を使いました。メーター読みで3000キロ弱走ったところでわかってきた事の幾つか。
①車のクセと自分の運転クセがいつしか解り合い、機械と人間の不思議な一体感がキャブ・マニュアル車にはあると言う伝説・・・はい、なんとなくわかる気がしてきました。
②車の持つポテンシャルの100%を使わないと246号線では流れに乗れないと言うスリル・・・1速から4速まで全域トルクを使っての全開走行の気持ち良さは低性能車の特権。メルセデスでベタ踏みしたら即赤切符ですし・・・。
③やはり整備のムッシュの仰るとおり、渋滞さえなければほぼ問題は起きない・・・これは正解。朝、家を出発する段階で気温が25度を超えていて、そのまま渋滞中の道路に突っ込んだら多分アウトと思われます。これだけ整備し尽くされた個体でも回避できないのが渋滞時のパーコレーション現象。ボクもすでに何度か体感致しました。まず渋滞時、アイドリングの不整脈が始まります。通常アイドリングの回転数は1100〜1200回転で設定いたしますが、ウオンウオンと不吉な楕円軌道の音になり、そのままゆっくり回転数が1000を切るようになり、最悪ここでストール(エンジンストップ)致します。原因はそのパーコレーション現象。これはボンネット内の熱でガゾリンに気泡が発生し安定した爆発が出来なくなる状況で、とりあえずは空ふかしで凌ぎますが(結構信号待ちの旧車がエンジンをふかしているのに遭遇しますよね?)不整脈の極みに達したなと感じたらムッシュ曰く横道やコンビニ駐車場に逃げ込んでください・・・との事。現代のインジェクションと呼ばれるコンピューターでガソリンの噴霧量を状況に応じて加減する仕組みがあればこんなアイドリングがバラつくことなんて無いんですけどねー。ホントにこのパーコレーションは整備では何ともならず、こんな暑い日に渋滞道路に乗り出した私が悪〜ございましたとしか言いようのない状況であり、完全にキャブレター車が現代の気候、道路状況に対応出来ない敗北の瞬間なのでした。更に言うとクーラーなんて動かした日には即死です。渋滞道路ど真ん中でエンストする恐怖でクーラーなんてつける気がしません。渋滞さえなければ全然OKなんですけどねー。6月から9月あたりまでの灼熱の4ヶ月間をどう凌ぐのか?乗ることを放棄するのか?裏道開発か出勤時間ずらしか?東京の道路に伏せ兵は思わぬところに潜んでいたのでした・・・・続く。


















