このジャケットの特徴は、背中にあるプリーツやベルト。元々はゴルフやハンティング用のスポーツコートが持つディテールから派生したもので、1930年代には「ピンチバックジャケット」などの呼び名で親しまれた。肩や腕、背中などの運動を妨げない機能性を追求した先人の衆知の結集により生み出された、まさに男服の代表格と言えるアイテムでしょう。文字数の都合上どーでもいい前置きはこれくらいにして(笑)今シーズン ISETAN MEN’S 7F で展開されている『 RITZ JACKET 』は、普段の面構えとは少し違い華やかです。 MOJITO のアイテムのなかで、リッツジャケットもデイリーウェアとして捉えている日常的な服のひとつです。「この日常的なアイテムを非日常なイメージでつくりたい」というバイヤー柴田さんの想いから企画がはじまりました。ベロアが持つ優雅な光沢の邪魔をする表面のステッチを徹底的に省き、展開色は黒一色。僕自身「こんな感じで着てみたい!」と興奮し納得出来るアイテムが完成。日常的なアイテムから『日常の中の非日常』のコンセプトに合致したリッツジャケットです。この投稿がUPされる頃には ISETAN MEN’S 館 7Fに並んでいる予定です。ぜひ!
SALUTE LIFE!
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。