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夏のメンズファッション コーディネート今、思えば、あの頃のラルフローレンの夏物って着丈長かったっスね。

きっとこのあたりはモヒート山下さんや、ケネス フィールド草野さんのほうが詳しいと思いますが、90年代中頃、渋谷一帯は色々な種族が入り乱れて祭りのような賑わいでした。とにかく『買う』行為に対して全く躊躇することもなかったし、お店のスタッフであるところのパイセンのオススメは絶対で、とにかく買ってから考えろ!!みたいな空気感だったのを憶えています。ってことで買ってから悩んだ最たる例、思い出の1着は何と言ってもラルフローレン・夏の上モノです。当時のシャツ、Tシャツ、ポロシャツ、 etc 。とにかくなんでこんなに着丈が長かったんだろうと今でも不思議に思います。裾に馬刺繍がある通称ビックポロ!デカくて長かったっスね。写真で着せてみたマドラス半袖シャツ、写真は S 寸でこんな感じ。これに、恥ずかしいくらいショート丈だったグラミチ ショーツあたりを合わせると、何とも微妙なバランスになるんですよねー。でもこの『アレ?』って感覚が、まさに渋谷的であり街祭りに参加している気になってたんだろーなー、なんて思います。いわゆる宇田川町の B‐BOY のサイズ感とも少し違うあの感じ・・・。ちょっとだけ懐かしい気もしますよね。そうそう、ロンドンでは2018春夏なんて気の早いコレクションがどんどん発表されていて、話題の OFF WHITE や GOSHA RUBCHINSKIY なんかを見るにつけ、微妙な変態バランス感は彼らが引き継いでいるんだなーと思います。『かっこよくない最果てにある何かを求めて系』とでも申しましょうか?嫌いじゃないけどね、この世界に身を投じるには人間力とキャラ立ちがマストです。なぜなら、ボクらか着ると『シャレになってない当時の人』って言う最悪のオチが潜んでいたりしますんで・・・。