今となっては、ジャージと言っても一括りで表現するにはとても難しい素材名だ。スポーツブランドのロゴが入ったものだけをそう呼ぶ人もいれば、スウェットシャツ、パンツを指す場合やジャージ本来の意味であるメリヤス編みのもの全般をそう呼ぶ人もいる。本来のジャージ（メリヤス編み）の吸収性をより良くする為に開発されたそれらの元を辿れば、ジャージと表現してもよいアイテムだろう。さて、画像の SWEAT SHIRT は、そんなジャージ（スウェットシャツ）の中でとても気に入って着ていた1着。1960年代に作られたもので、白ベースのボディにその名の通り SWEAT SHIRT とプリントしたもの。これも若い頃に良く着てたので首回りや袖口は、ボロボロ・・・。これから先着ることはまず無いと思うが、処分出来ずこれもまた箪笥の肥やしになっている。このプリントを新品で着ている人を何度か見かけたことがあるので、誰か復刻したんだろう。ひと昔前と比べてみると、ブランドのロゴがプリントされたものを着ている人を今では殆ど見かけなくなったが、個人的には大好きなアイテムだ。つい口元がほころぶ程度のロゴや図案がもつユーモアのセンスは、当時のアメリカ製が教えてくれたことの一つでもある。

SALUTE LIFE!