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Amvar が選ぶ、「今」ちょうどいい Amvai Item - 2016年7月『mc Sister』 と Cool Grease と Paimore Dear Clean Shampoo。

私の店の話で恐縮だが、婦人画報社の女性誌『 mc Sister 』の80年代前後のものが多数入荷した(二番目の画像をご覧下さい)。この頃の シスターは「 50's meets 80's 」をキーワードに、フィフティーズ路線をひとつの柱として展開していた。それが今読むと実に新鮮だったり、今っぽかったり。パステルブルーのレーヨンシャツをペグトップパンツにタックインとか、時代を感じるけれど逆にカッコいい。また、連載のドゥファミリィとのタイアップページがとりわけ魅力的で、ついつい目を奪われて仕事にならない(笑)ちょっとだけ解説すると、この頃のシスターの誌面デザインのおそらく中心を担っていたのが眞鍋立彦さんと中山泰さん。デザインチーム WorkShopMU!! のメンバーで、数々のオールディーズ系企画盤や大瀧詠一周辺のレコジャケ、ヴァンヂャケット「 SCENE 」のポスター等をデザインしていた面々である。それが意味するところは、この雑誌で表現しているものが単に流行りを追っただけのものでなく、“和製ロックンロール” の流れの中に位置している事を示していると思う。兄弟誌『 MEN'S CLUB 』に倣ってアメリカンカルチャーにとことん拘り、クールスや原宿クリームソーダなどのロカビリー文化にもいち早く反応してきた同誌の『アメリカン・グラフィティ』な世界観が、まさにこのとき開花したといえるだろう。その “顔” といえる、モデルの吉田光希さんのポニーテール姿が実に眩しい。
そんなこんなで近ごろ Rock'n'Roll な気分。アタマは当然 Cool Grease でテカテカに。ヘアカットは下北沢のとあるバーバーを贔屓にしている。ヘアスタイルにはやはり理容師・美容師との価値観の共有が必要で、お気に入りの髪型の写真を持っていったところでそのバックグラウンドを理解してくれないとどうしてもイメージ通りにはいかない。その点、こちらのお店はスタッフの方々が様々なカルチャーに精通していて、私の妄言もきちんと理解し、満足いく仕上がりを見せてくれる。お店の内装は程よいヴィンテージスタイルで、今流行りの “タトゥーにヒゲ” のいかついバーバースタイルとはまた違い、懐の深い感じだ。さて、そのお店でいつも使用されているシャンプーが、今回紹介する Paimore Dear Clean Shampoo である。頭皮がひりひりしない程度の心地よい爽快感で、こってり塗り付けたグリースもサッパリ流せる。香りもプロ仕様の高級感があり、とにかく爽やかで気持ちいい。当然、購入させていただき自宅でも愛用している。年中使っているけれど、特に今の暑い季節にはモッテコイでオススメです。