白黒風でなんとなくいいなあと思った写真をショールームのトイレに貼るようにしている。よく酒場のトイレに色々と貼ってある感じをマネして始めた。主に雑誌のくり抜きが多いかな、あとポストカードとか……。何故白黒風なのかに理由は無いし、一枚一枚の写真を選んだ理由もなんとなく、ただなんとなくで続けている。なので、「この中でどれが一番好きな写真ですか?」なんて聞かれたら、凄く困る。
よくSNSの写真を白黒に加工したりするけど、アレはなんなんだろうね? 自分でも分からない。
ノスタルジックな雰囲気で伝えたいのか? カラーだとヤバイものがバレてしまうからなのか? きっとなんとなくなんだろうね。
よくトイレで物思いに耽るなんて聞くけど、トイレでタバコでも吸わない限り無理だよね。用を足した後のニオイも気になるし。あ、でもそれって用を足す準備としてタバコ吸ってる間の話か! 便秘とは無縁だからやっぱりトイレで物思いには耽らないかな……
精神分析の人にこのトイレの写真見せたら、どんな分析結果が出るんだろう。「あ〜この人、『なんとなく』の人生ですね〜」なんて言われるのかな? 笑笑
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
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80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。