ハイ、今回はこんな栗遍歴52年のボクが最近ハマりまくりのこの2品、しもつけ彩風菓 松屋『極 栗蒸し羊羹』と横浜 のり蔵の『和栗のシュトーレン』でございます。まずは『極 栗蒸し羊羹』から。写真のヴィジュアルをご覧下さい。なんと羊羹より栗の方が多い勢いなんです。当然すべて地元の和栗で味も濃く鼻に抜ける風味も完璧。見かけ倒しの表面ぼこぼこ栗蒸し羊羹が多い中、これは本当にラグジュアリーの塊、日本の秋の至宝のような羊羹なのです。この栗蒸し羊羹のもう1つスゴいところが、栗と羊羹の口の中で溶ける速度が同じなんです。我が家は冷やして頂くのが通例なんですが、こうすると水ようかん気味の質感となり、栗との一体感が増す様な気がします。羊羹部分の糖度も栗の風味をじゃまする事の無い絶妙な寸止め感。ちょっと濃いめの緑茶と頂く和スイーツの頂、栗好きが唸るしもつけ彩風菓 松屋『極 栗蒸し羊羹』でした。さてもう1つの極み、横浜 のり蔵の『和栗のシュトーレン』でございます。横浜・中華街で国産素材にこだわった創作和テイスト系ブーランジェリーとでも評したくなるハイ・テクニックなパン屋さん。ボクが実家の湘南在住時代、よく買って食べていた『ボンジュール』で修行されていたとのこと。完璧なフランス式パン製法&国産小麦&和のアイデア満載の総菜パンの数々は目移りしてしまうほどのフォトジェニックさなのです。そんなのり蔵さんはライフワークとして1年中シュトーレン×季節の旬の食材に挑んでおられます。昨年末はクリスマススペシャルを頂きました。そして今回は和栗です。和栗って風味が強いというか、旨味の層が重厚というか・・・。特に打ち出しの強い味ではないのに重低音でドーンと来るイメージがボクにはあります。輸入のお安い栗だと、茹でてもいわゆるの水芋のような、とりあえず栗だった・・・で終える様な。そんな風味豊かな和栗+ノリさんの十八番、表層のバターと粉砂糖の塗り重ねで守られた内部のお味&水分が熟成を重ね、数日後、えも言えぬ複雑な食感&風味になるんです。バター好き、焼いた小麦好きマニアの方には超オススメ!これが和栗とマリアージュするんですから、そりゃもうタマリマセン〜!
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
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90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。