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”ハマる”スイーツ甘い寄り道生活

スイーツをテーマに、と言われても実は甘味に対する執着が昔からほとんどない。18歳の時に初めてドトールでミルクレープを食べた時は「こんな食べ物があるのか!」とビックリしたし、30歳手前まで赤坂トップスのチョコレートケーキ(クルミが入ってる!!)を知らずにいたことを、東京生まれの妻からいまだにバカにされる。熊本の田舎で育ったから、スイーツみたいな呼び名の洒落た食べ物とは上京する18歳まであまり縁がなかった。だから、わざわざ遠くへ出かけてまでケーキを買おうとは思えない。行列に並んだりもしない。勿論、人様からの頂き物で美味いものを食べると目を丸くして感心することはある。ただ、自分で買い求めるとなると、飲食に関しては(洋服と違って)開拓精神よりも「自分にとって適当である」ことの方が勝ってしまう。この場合、「近い」「安い」「コスパ高」が適当の条件だろうか。で、上板橋の「石田屋」。自宅の隣駅にあるこの店は、かの岸朝子さんが栗饅頭を紹介したことでも有名らしい、昭和25年創業の老舗だ。栗饅頭は勿論だが、この店の看板商品は「お一人様10個まで」という、どら焼き。毎日開店1時間以内には400個が売り切れるという。この日は保育園に息子を送っていった道すがら午前9:10ごろに立ち寄ったところ、珍しく行列もなく、まだ店頭に並んでいたのでどら焼きを2つとチーズサンドを2つ買い求めた。僕の後からも「まだどら焼きあるかしら?」と言いながらご婦人が2、3組。確かに美味いのだ。他にあるバターまんじゅうやロールケーキも美味い。そして安い。このどら焼きのためにわざわざ遠方から足を運ぶ人もいるという。僕は甘味の為にそこまでのバイタリティは持ち合わせていないが、だからこそ近所に美味い店があるということは尚更うれしかったりする。飲み屋も然り。帰り道にフラッと一杯、気軽に立ち寄るから「ちょうどいい」のだ。