今シーズンのKFでもしっかりと打ち出しています。『アカパン』何故『アカパン』なのか?それは私が定期的に穿きたくなるからです (笑) 何故私は『アカパン』を定期的に穿きたくなるのか?
それは遠い昔にマラケシュで見かけたフランス人旅行者がネイビーのコットンニットに合わせて穿いていたり(その時はトリコロールって素敵だ、と本気で思っていた頃)、更に遠い昔に見た ETRO のウィンドウでツイードのチェンジポケット付きのスポーツコートに合わせていたり(なんだか HACKETT っぽいなあ、と思いつつ)、更に更に遠い昔に見たロンドン CORDINGS のカラーバリエーション豊富な中でもひときわ目立っていたモールスキントラウザー(ほんとにイギリスの田舎にはこんなパンツを穿いてる人がいるのだろうか?と思いながら)の色だったり、と記憶の奥底にある『アカパン』が熱を帯びて定期的に押し寄せてくるからなんでしょうね。
さて、そんな定期的に穿きたくなる『アカパン』コーディネート術とは?ただ穿けばいいんです。もう一度言います。ただ穿けばいいんです。何も躊躇する事は無いんです。何故なら、これを読んで『アカパン』が気になっている貴方は十分に天邪鬼だからです。ファッションが楽しい貴方なんです。『アカパン』は他の服とは馴染みません。だから『アカパン』なんです。『アカパン』は自由に穿いてください (笑) (笑)
「オーダーしたからこそ馴染んだ」と思えたもの、そんなモノが男にはある。AMVERが選んだオーダー品はどんなものなのか。
買ったけれど着ない服、いまとなっては着ない服、袖を通すことができない服……。1900年初頭にフランスで作られたリネンシャツ、Trout manのシャンブレーシャツ、貴重なポパイのTシャツなど、AMVARたちの「着られない服」。
90年代のゴムバンド Swatch、織り糸に水を弾く機能を持たせたエピックナイロンのシリーズ、ウィリス&ガイガーのブッシュポプリン製サファリジャケット……AMVARたちの雨の日のスタイル
80年代リバイバルのアルマーニのスーツ、春の曇天にはぴったりな“グレージュ”、そしてデニム。AMVERたちが手にした春のセットアップ。