 写真はFallan&Harveyでビスポークしたブレザーの袖口。スリーライオンのメタルボタンが四つ、袖先から3.0cmの位置に最初のボタンホールが切ってある。イタリアを中心としたグローバルスタンダードでは袖先から4.0cmが多く、イタリア南部のスタイルだとボタン同士のエッジを重ねて付ける場合が多い。ちなみにブレザーの中でもニューポートなアメリカンスタイルでは袖ボタン二つ、ボタンとボタンの間を1.5cmほど開けたものが多いのはご存知のとおり。
写真はFallan&Harveyでビスポークしたブレザーの袖口。スリーライオンのメタルボタンが四つ、袖先から3.0cmの位置に最初のボタンホールが切ってある。イタリアを中心としたグローバルスタンダードでは袖先から4.0cmが多く、イタリア南部のスタイルだとボタン同士のエッジを重ねて付ける場合が多い。ちなみにブレザーの中でもニューポートなアメリカンスタイルでは袖ボタン二つ、ボタンとボタンの間を1.5cmほど開けたものが多いのはご存知のとおり。 写真右は1990年代のRomeo Gigli、シェットランドウールのツイードが放つ緑色が眩しい。左は2006~7年頃のCLASS。アザラシ毛ブレンドのデッドストック生地を使った一着。ともに袖ボタンはひとつ。ツーパッチポケット、フロントは四つボタンでラペルに付いた五つめのボタンを留めればギリーカラーに変形するこのスタイルは1900年前後のラウンジジャケットを模したもの。
写真右は1990年代のRomeo Gigli、シェットランドウールのツイードが放つ緑色が眩しい。左は2006~7年頃のCLASS。アザラシ毛ブレンドのデッドストック生地を使った一着。ともに袖ボタンはひとつ。ツーパッチポケット、フロントは四つボタンでラペルに付いた五つめのボタンを留めればギリーカラーに変形するこのスタイルは1900年前後のラウンジジャケットを模したもの。 で、2019年末に買ったInternational Gallery BEAMSオリジナルのスーツ。英・Fox社のフランネルを使用したコンテンポラリーなフィッティングのモデル。袖ボタンのスタート位置は3.5cm、ボタンとボタンの間を0.2cmずつ開けて三つ付けてみた。個人的な意見だが、ボタン間隔を開けると「スポーティー」に見える、開けずに並んでいると「普通」に見える、ボタン同士が重なっていると「カッコつけて見える」と思う。ボタンの数は当然、多い方がクラシックorドレッシーな見え方になる。
で、2019年末に買ったInternational Gallery BEAMSオリジナルのスーツ。英・Fox社のフランネルを使用したコンテンポラリーなフィッティングのモデル。袖ボタンのスタート位置は3.5cm、ボタンとボタンの間を0.2cmずつ開けて三つ付けてみた。個人的な意見だが、ボタン間隔を開けると「スポーティー」に見える、開けずに並んでいると「普通」に見える、ボタン同士が重なっていると「カッコつけて見える」と思う。ボタンの数は当然、多い方がクラシックorドレッシーな見え方になる。 ということで、袖口三つボタンのチェックフランネルスーツには、なんちゃってホックニーなファンシースタイルで臨む。T&AのダブルカフスシャツにSwatchというダサさ。キャップはMello Yello。
ということで、袖口三つボタンのチェックフランネルスーツには、なんちゃってホックニーなファンシースタイルで臨む。T&AのダブルカフスシャツにSwatchというダサさ。キャップはMello Yello。以下余談。10年以上前、前任バイヤーSは店にスーツを買いに来ると、毎度対応していた僕が「袖ボタンはいくつ付けますか?」と聞く度に「付けられるだけ付けてください!」と返事していた。いや、普通にスペアひとつを含めて9個付属してるんだから、左右四つずつってことね、分かりずらいなぁ(笑)と当時は思っていた。が、数年後にふと気づいた。ボタンの数とか間隔がどーのこーの、その会話事態がダサい!って、彼は言いたかったじゃなかろーか???って。たしかに、買い物って細かいこと言わずにテキトーな感じでした方が気持ちいいし、スマートに見えるもんなぁ。つまり、余裕をもって遊ぶ、ということね。














