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STORY

明けましておめでとうございます! 繊細でワイルド・お正月に『のり蔵・和栗のシュトーレン』


今年も横浜『のり蔵』さんのシュトーレンで年末年始の小林家。クリスマス用のクリスマス・スペシャルはモチロンXmasまでに頂き、年が明ければこの写真の和栗のシュトーレンだ。昨年も毎日少しずつ日々の熟成を感じながらレアでフレッシュなダージリンと楽しませて頂きましたが、今年のシュトーレンは何かが違う。何やら大人っぽいと言うかピリッと鼻に抜ける風味がシャープとでも申しましょうか??お茶で言うところのチャイ的な・・・とでも申しましょうか?
例えば、ロンドンのナイツブリッジ、Harrodsで重厚なバター風味たっぷりの焼き菓子を買い、それをつまみながらの帰路、インド人街のペチコートレーンにさしかかったらシナモン、ナツメグ、クローブのエキゾチックな香りに包まれ・・・・なんて、こんなイメージなんですよねー。重厚と言っても決して重い訳でもなく、味の複雑さはバター&焼き味の熟成からもたらされ、そして今回ののり蔵は、オール・スパイスの存在感をやや強めに押し出す事で大人のシュトーレンに仕上がっております。
さて、年が明けた今、2つ目の和栗バージョンに突入いたします。これ、三が日を待たずして食べちゃいそうだなー。大人のシュトーレンには甘苦いエスプレッソコーヒーも合いそうだ。 そんな厳選菓子に舌鼓を打ちつつ、本年もよろしくお願いいたします!!
Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。