Fit in Passport に登録することで、あなたにフィットした情報や、Fit in Passport 会員限定のお得な情報をお届けします。

ページトップへ

STORY

初ブリュッセル 蚤の市編 part1

25日、この日は朝からブリュッセル蚤の市めぐりです。まずはホテルからトラムに乗り、プチサブロン駅下車、目指すは教会裏グランサブロンのアンティークマーケットです。途中の道はパリと比べてももう100年、年を取っている様なイメージ。地震の無い国なんだなーと歩きながらしみじみ思います。 このブリュッセルの赤煉瓦の装飾はパリにはあまり無いディテール。そもそも鉄筋なんて入ってない建物が400〜500年無事に現存してるんですから、当然重厚な見た目ですよね〜。 はい、グランサブロンに到着いたしました。このエリア、割と丘の上の立地で、ココから1キロ近く2本伸びている通称「骨董通り」が世界のプロ業者が仕入れを行っているエリアなのだそうです。ちょっと早めに到着したので、どこのお店も只今準備中。 気付いてみれば、朝ごはんがまだでしたので、 かるーくさまよってみるとありました! 品川にも支店を持つLe pain!!こちらベルギー発祥でした。パリでも人気のナチュラル系のパン&レストラン。こちらでパン・オ・レザンと、クロワッサン、カフェオレを頂きました。素敵な店内はこんな感じ。
さて、身支度を整え、いざグランサブロンへ!
このマーケットは限られた出展数ですが、けっこう厳選されたアイテムが並んでおります。ザクッとパリの半額くらいな印象。
そしてこのアイテムに心躍ってしまいました!
1850年〜1900年初頭に作られたジュエリーボックスやお手紙セット入れ、ボードゲーム等の美しい箱たちでした。
これを何個か日本に持ち帰り、スタジャンオーダー会のボタン等、サンプルボックスの使おうと思いつき、価格交渉開始!
出来るだけウォールナット材、ローズウッド材、真鍮、等の組み木技が細かい物をチョイス。そして奥様が気に入ったのがコレ!
ウォールナットの深いキャラメル色と中心の菱形装飾が最高に美しい逸品。そして中を開けるとこれがまた!!
極めて美しいブルーのシルクが・・・・!お店の方曰く、ナポレオン3世時代のジュエリーボックス!だそうです。このグランサブロンエリアのこの手の箱を扱っている皆様に製造年代を聞くとナポレオン3世期と答えるのがお好きな様です。アールヌーボー前と思しきはすべてナポレオン3世とすべし的な感覚です。とても気に入ったので当然お買い上げといたしました。
お店のマダムにも了解を頂き記念にパシャ!(スイマセン!ピントが天使にイッテます!)
続いてはジャンク度倍増の ジュドバル広場の蚤の市に移動します!
激闘の戦果は次回!!
Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。