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STORY

back number 清水依与吏さんのトレンチは「樹木」でできている

昨夜のミュージック・ステーションに於いて、back number のボーカル清水依与吏さんがスロウガン2017春夏のメインアイテム「ウッドクロス・トレンチ」をチョイス、ご着用しての生演奏&生放送となりました。


こちらのウッドクロス、実は世界で初めての日本の技術で作られた生地なのです。ナント「樹木」でできているんです。今、この技術に魅せられたパリのハイブランドは次期製品化に向けて試織を繰り返しております。Rue du Fourbourg Saint-Honore' や Rue Cambon などにこの樹木由来の日本の素材が並ぶ日も近いのです。スロウガンはトップバッターとして製品化に挑み完成したのが清水さんご着用のこのトレンチなのです。


例えば、ニューヨークならセントラルパークの間伐材でフィールドJKを企画したり、パリならヴァンセーヌの森の木々でトレンチコートを作ることができるのです。その土地のドラマ性を服に込める事ができるんです。極めてクリエイティブな手法ですよね。今後の世界レベルでの展開が楽しみです。

なお、スロウガン・ウッドクロスを使ったショップコートが3月・伊勢丹メンズ館のイヴェントに登場いたします。その際は、またご報告させていただきます。
Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。