Fit in Passport に登録することで、あなたにフィットした情報や、Fit in Passport 会員限定のお得な情報をお届けします。

ページトップへ

STORY

買って備える、90年代ストリート・ボトムセット。

90年代ってどの雑誌を見てもCKの広告がありましたよね。今なんだかあのケミカル&ファットな90年代CK感がキテるんです。
その頃、ボトムはディッキーズとか写真の universal overall chicago などを常用してましたよね?。
それにちょっとファットなスニーカー、例えば GRAVIS とかね。
最近、ようやくバンツにタックとかゆとりなんかが入りだしてきたので、ここは一発デットストックの
このパンツを買っときました.これに超ハイブランドのニットとかジャケットを合わせるのが気分かな。
2016F/W から2017S/S にかけてのストロングトレンドは色々な意味で90年代 MIX スタイルってことのようです。
イメージとしては落差のあるパーツ使いで対比の妙みたいなものを楽しむ感覚。
例えば N.Y5 番街 & サントノレとリアルワークブランドを合わせるとか
美しーい仕立てのテーラードにレギュラー古着の無価値なアロハシャツを合わせたりとか
流れる様なシルエットのタックパンツにちょっとファットな90’S スニーカーとか。
値段の落差、価値の落差、フォルム、シルエットの落差などなど。
ハイブランドの単一ルック縛りからのの反動があることと、
クリエイターの作品発表の場が自社管理の WEB, SNS だったりするので
極めて自由度があるみたいです。古着を使う場合、ヴィンテージとかレア感覚にこだわらない90年代的自然体チョイスが、
そのまま次のヌケ感になる気配。こだわってないことにこだわるのが90年代のマストです。
ストリートとランウェイと老舗ハイブランドをミックスするハードコア・スタイリングの時代が遂に到来です。
隠し味は CK90’S のケミカルフレイヴァ~。




Manabu Kobayashi

Slowgun & Co President小林 学

1966年湘南・鵠沼生まれ。県立鎌倉高校卒業後、文化服装学院アパレルデザイン科入学。3年間ファッションの基礎を学ぶ。88年、卒業と同時にフランスへ遊学。パリとニースで古着と骨董、最新モードの試着に明け暮れる。今思えばこの91年までの3年間の体験がその後の人生を決定づけた。気の向くままに自分を知る人もほぼいない環境の中で趣味の世界に没頭できた事は大きかった。帰国後、南仏カルカッソンヌに本社のあるデニム、カジュアルウェアメーカーの企画として5年間活動。ヨーロッパでは日本製デニムの評価が高く、このジャンルであれば世界と互角に戦える事を痛感した。そこでデザイナーの職を辞して岡山の最新鋭の設備を持つデニム工場に就職。そこで3年間リアルな物作りを学ぶ。ここで古着全般の造詣に工場目線がプラスされた。岡山時代の後半は営業となって幾多のブランドのデニム企画生産に携わった。中でも97年ジルサンダーからの依頼でデニムを作り高い評価を得た。そして98年、満を持して自己のブランド「Slowgun & Co(スロウガン) / http://slowgun.jp 」をスタート。代官山の6畳4畳半のアパートから始まった。懐かしくて新しいを基本コンセプトに映画、音楽等のサブカルチャーとファッションをミックスした着心地の良いカジュアルウェアを提案し続け、現在は恵比寿に事務所を兼ね備えた直営店White*Slowgunがある。趣味は旅と食と買い物。