しかし冬のヨーロッパを歩くと、ハリスツイードのジャケットを無造作に着るイギリス人、アルニスのジャケット「フォレスティエール」にパープルのストールを合わせているフランス人、シュナイダーのローデンコート姿で杖をついたドイツ人など、グリーンを格好良く着こなす紳士(主に老人)によく出くわすから羨ましい。こういうものは、つくづく「森の文化」の服なのだなあ、と思わされるのだ。
そんなわけで普段はあまりグリーンを着ることはないのだが、3年前の石垣島ロケで撮影したエルメスのTシャツにはしびれてしまった。リネンとコットンを混紡したシャツ生地で、当時としては珍しいビッグシルエット。南国のとろんとした空気の中、マングローブの森とエメラルドグリーンの海に溶け込んだこの色は、なんとも言えないムードがあった。約6万円とTシャツとしては相当高額だったが、これは買わずにいられないでしょう!
さっそくエルメス銀座店で購入し、アーツ&サイエンスの白いコットンパンツとジャコメッティのグルカサンダルをコーディネート。鏡の前にいたのは手術着姿の医者、もしくはカイロプラクティックの先生であった・・・。結論、やはりグリーンは難しい!
2021年も、これまでにない状況が続いています。しかし、こんな時だからこそ、それぞれの楽しみを見つけていきたいところ。時代に左右されない、AMVARの自分的流行はこんな時代の指針になるかもしれません。
人目に触れない家の中でこそ、密かに楽しんでいるアイテム。AMVARたちが自分だけの楽しみとしているアイテムは、どんなものなのでしょうか。
家で時間があるときに、手入れしておきたいアイテム。AMVARたちは、どんなものを手入れして過ごしているのでしょうか。
家時間が長くなるなか、家の片付けや衣替えをしたという方も多いと思います。AMVERの皆さんがそんな片付けのなかで見つけた懐かしいアイテムとは?