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男と女とチョコレートside A 俺は不器用な昭和の国産甘党男

バレンタインデーを前に、オシャレな輸入チョコマニア女子には悪いが、男の大半は日本製のチョコの方が好きなんだぜ。なぜか海外ショコラティエの1粒入魂系より、我々男は、昭和の頃から脈々と続く箱物チョコにこそ心が動くのだ。口溶けに重要な舌温度から甘みを感じ取るデリカシーまで日本人に合わせた設定ってものも無視できない。更に俺には箱物チョコの中にもこだわりがあって、昔から大切にしているこんな甘〜い思い出がある。それは・・・。
〜「70年代、親父がパチンコの景品で持ち帰ってくる、あのチョコ達」〜
この景品チョコとは小学生の俺には遠足のおやつの時でも1ランク手が届かない価格帯で、ビックリマンチョコや不二家のハートチョコの様な子供向けとはひと味違う、やっぱ大人向けは美味いなーと感心しきりに噛み締めた思い出のチョコ達の事だ。なのでこの場を借りて、マイ・フェイバリット パチンコ・チョコ・ベスト5のランキング、いかせていただきます。
第5位・・・『森永ハイクラウンチョコレート』タバコの箱と同寸ゆえ大人チョコ度MAX。パチ景品の為に生まれて来た様なビジュアル。ロッテ・ガーナ、明治・ミルクより口溶けは一角上。
第4位・・・『グリコ アーモンドチョコレート』 横長のスライド式パッケージが大人を感じさせた。ミルク度合いも程よく、口の中でチョコを溶かしきって最後にローストアーモンドをガリッと噛むあの感じ。モンドセレクション金賞。今思うと何の大会だか・・。
第3位・・・『森永製菓 小枝』これはギリギリ子供でも手が出せたアイテム。最初に食べたときの衝撃は忘れられない。砕かれたアーモンドが微妙に虫歯に詰まる思い出。
第2位・・・『明治 アーモンドチョコ』これもアーモンドをローストし、一手間掛けてからのチョココーティングが大人でした。遠足にはやはり予算オーバーな価格設定。
第1位・・・『森永製菓 栗<チョコレート>』もう栗ですよ栗!チョコの具材としては最高ランクですね。それもマルッと1粒姿作りですから。このレベルの大人チョコは親父パチチョコかおばあちゃんのハンドバッグから出てくる大人と言うかシニアなレベル。
それにしても30年来支持され続けているこれら親父のパチンコチョコの完成度はやっぱり凄い。大人になった今でも十分美味しいのデス。ノスタルジーの風味も乗っかってね。
俺は不器用な昭和の国産甘党男。

画像引用元:写真上から時計回りに、アーモンド チョコレート50年の歴史 | グリコチョコレート森永ミュージアムハイクラウン - 森永ミュージアム